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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
残暑お見舞い申し上げます。
熊本地震から3週間あまりが経過しました。
今週も、業界の支援の輪が広がっています。
大手ホール企業が全店舗で募玉・募メダルを開始し、メーカーからも新たな義援金が届いています。
熊本県内では、駐車場を開放し飲料水を配る店舗や、店内を涼み処として開放する店舗が出てきました。
佐賀の組合も県境を越えて支援に駆けつけています。
千葉でも記録的な豪雨による大きな被害が出ており、こちらへの支援の動きも始まっています。
業界のあちこちで、「自分にできることをやろう」という行動が重なっています。
助け合いは、大きな号令から始まるのではなく、一人ひとりの行動から始まるのだと思います。
これは、営業においても同じです。
どうすべきか思い悩む時間はもちろん大切ですが、最終的に行動が変わらなければ、現状維持を選んでいるのと同じになってしまいます。
また、人が怒りや苛立ちを覚える時の根っこも、悩む時と同じなのだと感じます。
現状を良くしたいのに、自分一人の力ではどうにもならないというもどかしさがあるからこそ、感情を出すことで気持ちを整理しようとしているのではないでしょうか。
先日、支援先の店舗で、オーナーと現場の乖離を埋めるための会議がありました。
1年かけて行動を変え続け、売上を1.8倍にしたお店です。
会議の中で、現場は年末の目標として「グランドオープン時を超える売上」を掲げました。
しかしその瞬間、オーナーの表情に影が差しました。
売上は1.8倍。しかし、粗利額は1.3倍。
なぜ、売上と比例して粗利が伸びないのか。
この本音が言葉として出てくるまで、オーナー様は深く悩み、時には苛立ちすら見せておられました。
経営と現場。同じ目標に向かっているはずなのに、立場が違えば見え方も異なります。
経営と現場が分かれている以上、両者の利害や視点が完全には一致しない「プリンシパル・エージェント問題」は、どの組織でも必ず起こるものです。
この溝を埋める手立ては、共通認識を持つことしかありません。
年末の売上をグランドオープン時より高めるなら、9月〜11月は仕込みの期間と割り切り、行動を大きく変える。
逆に、経営の安定を優先するなら、それを共通認識にして、売上の伸びは我慢する3か月にする。
どちらも正しい選択です。
大切なのは、互いに共通認識を持ち、それに基づいた行動をとること。
最終的にこちらの店舗では、現場が掲げた「グランドオープン時の売上を超える」という道を、オーナー様も共に歩む決断をされました。
どのような組織も、こうした経営と現場のバランスという課題を常に抱えています。
重要なのは、その時々で双方が歩み寄り、店舗の舵取りをあるべき姿へと微調整し続けること。
シンプルですが、これが本当に難しいものです
この先、経営の意思決定の拠り所としてAIが使われる時代も見えてきています。
それでも、今はまだ人間にしかできないことが残されています。
冒頭で触れた災害支援活動も同じです。
物資の手配や最適な段取りを考えることは、AIにもできるでしょう。
しかし、実際に駐車場を開放し、汗を流して水を配り、涼み処に人々を迎え入れるのは、生身の人間です。
AIと共存する時代になっても、私たちがAIを使いこなす側でいられるかどうか。
それを決めるのは、人間の思考の深さであり、そこから生まれる行動力です。
どこまで現場の最適解を考え抜き、実際の行動につなげ、オーナー様という仲間と深い共通認識を持てるか。
ここだけは決してブレることなく、思考を深く、視野を広く持ち、これからも皆様と共に走り続けていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。