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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
9月に入り、朝晩の風にようやく秋の気配を感じるようになりました。
今週は、2012年からの新台販売と収益の推移を整理した上で、12月の新台事情と、いま商圏で起きていることについて考察します。
まず、新台の販売台数について振り返ります。

2012年、パチンコの新台販売は年間252万台、対するスロットは128万台と、パチンコがおよそ倍のシェアを占めていました。
しかし14年後の今年、9月時点での販売台数はパチンコが54.6万台、スロットが55.6万台と、とうとうスロットが上回っています。
このまま推移すれば、2026年は初めて、パチンコ新台がスロットに抜かれる年になるかもしれません。
もう一つ、グラフの棒の上のラベル(1機種平均販売台数)にご注目ください。
パチンコは8,280台から3,455台へ。
リリースされる機種数は大きく減っていないにもかかわらず、1機種あたりの販売台数が減少し続けていることがわかります。
続いて収益面です。
スロットは順調に伸びている一方、パチンコは「売上で粗利を保っている」状態です。


台粗利を見ると、20円スロットが2021年の2,100円台から3,000円超へと大きく伸びました。
スマスロが収益の柱になった5年間です。
4円パチンコも台粗利自体は上がっていますが、中身が違います。
稼働が低下する中、射幸性を高めたことによる売上増で粗利を維持しているのが現状です。
利益率のグラフを見ると、20円スロットは13.5%から11%台へ、5円スロットも18%から16%へ下がりました。
一方、4円パチンコは14〜15%のまま下がっていません。
利益率を下げない限り、お客さまは離れ、減っていきます。
パチンコの稼働低下は、まさにその結果と言えるでしょう。
ただし、これはあくまで全国平均の傾向であり、各商圏の1番店についてはこの限りではありません。
では、年末に向けた新台の状況はどうでしょうか。
12月はパチスロ8機種、パチンコ14機種のリリースが予定されています。
メイン機は
S:バジリスクと番長番付
P:海物語シリーズ、牙狼13、e花の慶次~雲のかなたに~、eゴジラ対エヴァンゲリオン3の4機種です。
新台が無いこの夏、東京以外のある商圏でこんなことがありました。
同じ1次商圏内に、設置台数、新台購入台数、利益率といった条件がほぼ同じ2つの優良店があります。
A店:20年以上の老舗で、王道のエブリデイロープライス。
B店:開店5年ほど、販促が上手く、お盆前にリニューアル。
結果として、A店は売上が30%減少し、B店は売上が30%伸びました。
B店は販促費こそ増えましたが、リニューアルでも利益率は変えていません。
A店は無風と考えたのか、これまで通り利益率も変えずに王道スタイル。
わずか3週間で客数シェアが大きく動き、9月に入ってもそのシェアは変わっていません。
誤解してほしくないのですが、来店演者を増やせ、販促を増やせ、と言いたいのではありません。
お伝えしたいのは、お客様が情報強者であるか否かに関わらず、パチンコ店全体の「販促活動のレベル」そのものが底上げされているという事実です。
新台の話題性と利益率の高さだけでお客様が勝手に選んで来てくれる。
そんな時代は、もはや過去のものになろうとしています。
特に激戦区である東京ではその傾向が顕著であり、そこで磨かれた販促の技術が、波紋のように地方郊外へと広がっているのです。
新台が十分に供給されない年末に向けて、最先端の販促の巧さを自らの目で確かめること。
そして、その波紋が自店の商圏に到達する前に、お客様へ魅力を「伝える技術」を1日でも早く磨くこと。
それこそが、12月の新台リストを眺めるよりもはるかに重要なのだと考えています。
よろしくお願いいたします。