過去5年データで紐解く、年末商戦の攻略マップ

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

お盆商戦の真っ只中、連日の猛暑の中で走り続けていらっしゃることと思います。
この山を越えれば、次に見えてくるのは秋の谷、そして年末商戦です。

さて今週は、過去5年の全国データから月別の季節性を整理してみましたので、秋から年末にかけての営業計画の材料としてお話しします。

まず、市場全体の月別の形を確認します。
過去5年(2021-2025)の客数を年平均=100の指数にすると、以下のようになります。

・年間の底は11月。市場全体で年平均比マイナス5%
・4円パチンコの底は特に深く、11月はマイナス9.1%と全レート区分で最も落ち込む
・12月は膨らむ月ではなく戻る月。底からの戻り幅は市場全体で+3pt前後

ここで、「パチンコは12月になっても戻らない」という声をよく耳にします。
確かにパチンコ全体の数字を見ると、11月に落ち込んだまま年を越すように見えます。
しかし、内訳を見ると実態は少し異なります。
4円パチンコ単独で見ると、11月の底(90.9)から12月には96.5へ、約6ptしっかり戻っています。
20円スロットに至っては、12月指数102.4と年間有数の山を形成しています。

では、なぜパチンコは戻らないように見えるのか。
答えは1円パチンコにあります。
1円は11月の96.1から12月には93.4へと、むしろむしろ年間最安値まで沈んでいきます。
パチンコ合算の数字の鈍さは、この1円パチンコの落ち込みが要因だったのです。

さらに部門別に分解すると、年末の主役がはっきりします。
12月にシェアを伸ばす部門は、スマスロだけです。
一方で、ジャグラーのシェアは年間を通じて30〜32%とほぼ不動。
季節にも年末商戦にも動じない、固定客の部門です。
沖スロも同様に、約9%を一年中維持しています。
そして意外なことに、海物語は12月にシェア19.8%と年間最低まで沈みます。

閑散期の5~6月を支えるのが海、年末の山を作るのは新台。
役割がまったく違うのです。

いかがでしょうか。
秋に落ち込み、12月に戻るという季節のサイクル。
そして、その戻りを作るのは高貸であり、中でもスマスロと年末投入の新台だという構造が見えてきます。

自店の年末計画は、この形に沿って組めているでしょうか。
11月の底で我慢すべき部門と、12月に注力すべき部門。
不動のジャグラーを土台に、スマスロと4円の新台で山を作る。
資金と機械の配分を、いま一度この地図に重ねてみていただければと思います。

なお、2026年に入ってからの1~7月は、20円スロットが過去5年同月平均比+31%、4円パチンコがマイナス18%と、スロット主導の構造変化が続いています。
秋から年末の計画も、この水準感を前提とした上で、季節の変動を乗せて考える必要があります。

お盆商戦の後半戦、そしてその先の秋の谷へ。
今週も、地図を手にデータの中を走り抜けてまいりましょう。

よろしくお願いいたします。