(※こちらはバックナンバーです。最新のメールマガジンは会員の方のみに配信致しております。)
お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
10月も半ばを過ぎ、年末の入替計画が固まる時期となりました。
今週は、全国データをレートタイプ別に集計し、数字から見えてくる需要と供給のズレについて考えます。
4円パチンコの非LT機は、季節要因を除いた平均稼働が1月から9月にかけて12.5%上昇しました。
一方で、設置台数は9.4%減少しています。
反対にLT機は台数が2.3%増えたものの、平均稼働は9.7%低下しました。
中でも非LTのライトミドルは、台数が1月の2.6倍に増えた現在でも、売上シェアが台数シェアの1.6倍を維持しており、依然として供給が追いついていません。
1円パチンコでは、この傾向がより顕著に表れています。
非LT機は7〜9月の平均稼働が17,210玉となり、LT機を約1,900玉上回っています。
それにもかかわらず設置台数は、非LT機が6.1%減少し、LT機が14.5%増加しました。
玉単価が低いため店舗の売上額自体は大きく伸びにくいものの、お客様のニーズが「勝ち金額」から「勝率」へとシフトしていることが読み取れます。
20円スロットのスマスロハイスペック機は、台数が1月の約1.4倍に増えたことで、平均稼働が13.1%低下しました。
逆に稼働を伸ばしているのは、沖スロAT、スマスロミドル機、そしてジャグラーシリーズです。
20円スロット市場では純増の高い台の増台が続き、「スマスロなら何でも動く」というボーナス期間はとうに終了しました。
ここから先は、限られたお客様を奪い合うフェーズに入ります。
パチンコ同様、高すぎる射幸性に疲弊したお客様が、より勝率の高さが見込めるスペックへと移行し始めています。
1月から9月の間に20円スロットを1割以上増台した店舗は、全体の12.1%でした。
店舗全体の総売上を比較すると、増台した店舗が横ばいで推移したのに対し、台数を据え置いた店舗は7.7%減少しており、一見すると増台店が売上を守れたように映ります。
しかし、店舗全体の総粗利を見ると、増台した店舗は11.7%減、据え置きの店舗も13.5%減となっており、安易に台数を増やしても粗利の改善にはつながっていません。
12月には番長やバジリスクといった大型タイトルの導入が控え、20円スロットの設置台数はさらに増加する見通しです。
ただし、この2機種が確実に稼働し続ける保証はありません。
仮に一時的な成果を上げたとしても、2027年におけるハイスペック新台を中心とした機械構成の運用が厳しくなることは、すでに明白です。
商圏内の適切な設置台数は店舗により異なりますが、まずは自店とエリアの需要・供給バランスを数値で正しく把握することが不可欠です。
20円スロットを安易に増設することが、本当に商圏のお客様から求められている選択なのか。
アクションを起こす前に、自店および商圏の真の需要を数値で可視化するお手伝いをさせてください。
よろしくお願いいたします。