「自店の存在意義」を問い直す

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

先日、カンブリア宮殿20周年が放送されました。
日本を代表する巨大企業も、最初はすべて「小さな会社」でした。 彼らが時代を越えて大きく成長し、社会に不可欠な存在になれた共通点。
それは、最新テクノロジーでも莫大な資金力でもなく「揺るぎない理念」があり、「トップ自らがそれを実践し、背中を見せている」という事実です。

時代を牽引する企業は、時代のニーズに合致した理念をブレずに貫くことで、圧倒的な成長を遂げています。

・ファーストリテイリング(ユニクロ)「服で社会に貢献し人々を幸せにする」
 → 20年間で売上が約5.7倍(3兆4,000億円超)へ成長。
・ジャパネットたかた「自分たちのサービスを磨き上げ、地域・社会に活気を創出する」
 → 二代目体制移行後、わずか10年で売上を約2倍に拡大。
・トヨタ自動車「車を愛する人が良い車を作る」
 → 過去の危機を乗り越え、販売台数6年連続世界一のV字回復。
・ソフトバンクグループ「情報革命で人々を幸せに」
 → 業態を大胆に進化させ、世界屈指の投資企業へスケールアップ。
・株式会社いろどり(葉っぱビジネス)「どんな人でも主役になれる社会を作る」
 → 過疎の町から全国トップの出荷量を誇るビジネスを創出。

規模や扱う商品が変わっても、彼らの「理念」はブレていません。

素晴らしい理念を額縁に飾るだけなら、どの会社でもできます。 真の本質は「会長・社長自らが、誰よりも理念を実践しているか」です。
社員は、トップの言葉ではなく「行動(背中)」を常に見ています。

・柳井正氏(ユニクロ)
 「成長しないと生き残れない」という理念のもと、自ら最前線に立ち、手痛い失敗を繰り返しながらも海外展開に挑戦し続けました。
・横石知二氏(いろどり)
 机上の空論ではなく、自ら山間部に入り込み、80代の方々と泥臭く対話を重ねてビジネスを構築しました。

トヨタの豊田章男氏が自らテストコースでハンドルを握り続ける姿や、ソフトバンクの孫正義氏が巨大なリスクを背負って最前線に立つ姿も同じです。
トップが理念に命を懸ける「本気の背中」を見たとき、初めて社員の心に火がつきます。

会社が成長するサイクルは、規模を問わず以下の通りです。
【理念】 時代のニーズに合った、強い理念を掲げる。
【背中】 トップ自らが実践し、社員に背中を見せる。
【行動】 トップの本気に触れ、社員が自発的に行動を始める。
【伝播】 社員の熱量と誇りが、商品やサービスを通じ「お客様」に伝わる。

この好循環が回り
・お客様は誠実なサービスを受け取って満足する。(買い手よし)
・社員は全力で走れる環境に誇りを持つ。(売り手よし)
・結果として、地域や世の中全体が豊かになる。(世間よし)
これこそが、永続する企業が行き着く「三方よし」です。

現在、パチンコ業界は市場縮小や供給難という「冬の時代」に直面しています。
他店の真似をして小手先のスペックやイベントに頼る「正解病」に陥りそうになることもあるでしょう。
しかし、生き残るために必要なのは、メーカーの機歴に振り回されることでも、他店を真似ることでもありません。
自店の存在意義である「理念」を問い直し、トップ自身がその理念を背中で語ることです。

時代が変化しても、強い理念を持ち、三方よしを体現する「本物」だけが生き残ります。
桜が厳しい冬を越えて見事な花を咲かせるように、私たちも今こそ「理念」という根を深く張り、力強く歩みを進めていきましょう。
満開の桜の下で、皆様の店舗にたくさんの笑顔が溢れることを心より祈念しております。