(※こちらはバックナンバーです。最新のメールマガジンは会員の方のみに配信致しております。)
お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
9月も半ばに入り、朝晩は少しずつ過ごしやすくなってきました。
今週は、9月導入の新台実績と、全国47都道府県の20円スロット設置データから見えた「県ごとの型」について考察します。
まずは、9月7日導入の6機種について、3日間の平均打込を見てみましょう。
・Lリコリス・リコイル:21,045
・他5機種:16,800〜17,300
全機種、不発と言わざるを得ません。
数字だけ見ればリコリコが最も高いのですが、34,000台販売の機種として見ると、かなり厳しい部類に入ります。
下手をすると、今月持たない可能性まであります。
過去5年で25,000台以上売れたスロット30機種の初週打込の中央値は21,600。
リコリコはそれを下回っています。
しかも3日平均は、通常、初週の週平均より高く出る数字です。
もう一つ懸念があります。
その30機種のうち、AT機で12週後まで初週の8割を保てたのは、東京喰種、カバネリ、モンキーターンVの3機種だけでした。
初週打込がリコリコと同じ21,000〜23,000だった東京リベンジャーズ、ヴァルヴレイヴ2、Re:ゼロ2、からくりサーカス2は、12週で半分以下に落ちています。
30,000台の壁を越えるには、よほどのコンテンツか、神がかったスペックバランスか。
どちらかが無ければ、台数を積むほど初週の後の落差が商圏に響きます。
このように新台への依存がリスクとなる中、足元の地盤として重要になるのが既存機の構成です。
そこで、全国の20円スロット設置台数(約109万台)から、県ごとにジャグラーと30Φノーマル(沖スロノーマル)の台数を比べ、少数側が40%以上なら拮抗、それ未満なら多数側の型として振り分けてみました。
ジャグラー:30Φの比率
・30Φ県
沖縄(5.4%:94.6%)
三重(38.6%:61.4%)
岐阜(39.4%:60.6%)
・拮抗県
新潟(53.8%:46.2%)
愛知(48.0%:52.0%)
・ジャグラー県
残り42県(全国計 87.5%:12.5%)
沖縄の94.6%は想像通りとして、三重と岐阜は30Φ県とはいえ、どちらも60%をわずかに超える水準であり、沖縄のような一色ではありません。
新潟と愛知は、どちらもかつては強固な30Φ市場だったはずですが、いつの間にか半々に近い比率になっています。
愛知に至っては、依然として30Φの方がわずかに多いものの、ハナハナの地にジャグラーが侵食している状況へと様変わりしました。
ジャグラーは全国で約27.5万台。
20円スロットの4台に1台がジャグラーです。
30Φノーマルは約3.9万台、そのうち9割がハナハナ。
この2つを合わせた定番ノーマルが、20円スロット全体の3割弱を占めています。
こうした県の型は、定番ノーマルだけでなく、スマスロの設置シェアにも表れています。
ジャグラーとハナハナを除いた20円スロットのうち、スマスロが占める割合は全国で75.1%。
ただし、これも県によって大きく違います。
・高い県:京都83.5%、大阪81.4%、東京79.7%
・低い県:沖縄54.9%、茨城66.1%、岐阜68.4%
大都市圏はスマスロ依存が強く、30Φ県はジャグハナを除いてもなお定番系が残る構造です。
さらにスマスロの中身を見ると、ハイミドル以上の比率は沖縄67.6%、鹿児島65.2%、福岡64.0%と九州・沖縄が高く、香川57.1%、徳島58.1%、岡山58.2%と中国・四国は低くなっています。
同じスマスロでも、県によって求められる射幸性が違うことがわかります。
では、新台が弱い今の時代において、この県の型はどう影響してくるのでしょうか。
30,000台クラスの新台にはリスクが伴いますが、その影響の受け方は県の型によって変わります。
スマスロ比率が高い大都市圏は、新台の稼働低下がそのまま稼働の空白になりやすい傾向があります。
一方、ジャグハナ比率が高い県や30Φ県は、定番ノーマルが土台にあるため、新台が弱くても崩れにくい。
新台が来ない年末こそ、定番ノーマルの設定と手入れが商圏の勝敗を分けます。
自店の県がどの型か。
その型の中で、自店は定番寄りか、スマスロ寄りか。
商圏の需要と自店の構成がずれていれば、新台が効かない今のうちに直す価値があります。
全国平均に合わせる必要はありません。
県の型を知り、自店の商圏に合わせて考えていくお手伝いをさせてください。
よろしくお願いいたします。