ラッキートリガー機導入

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

今週からラッキートリガー機(以下LT機)が導入されました。
皆さまの店舗や商圏ではどのような動きをしているのでしょうか?

PLT OVERLORD魔導王光臨:9,000台
P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ラッキートリガーVer.:7,500台
P真・座頭市物語:3,500台
P北斗の拳 強敵 LT:9,200台
PGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーver:500台
P世紀末・天才バカボン~福神SPEC~:4,000台
Pこの素晴らしい世界に祝福を!199LT「このラッキートリガーに祝福を!」:4,000台

計7機種、販売台数は37,700台でした。
設置比率は全国の4円パチンコの4%未満です。

全国データを見てもかなりの高射幸機で、最大勝ち金額は現状スペックでの最高値ではないでしょうか?

パチンコの高射幸機はスロットと違い、出玉速度が非常に速いです。
スロットAT機は出玉速度が早くても20時以降は打ちにくくなりますが、パチンコは出玉速度が速いため遅い時間でも遊技意欲が湧きます。

LTに割りをさいた作りにすればするほど、それ以外の部分に負荷がかかるスペックになります。
LTの突入確率で出玉に大きな差が出るため、勝率や金額に開きが出てきます。
感覚的にはスマスロの有利区間切れの有無に似ているように思います。

これは台ごとのスランプグラフを確認すると顕著に出ているはずです。
全国データでは数値が薄まって見えなくなりますが、自店の台データからはLT機の特性が見えてきます。
新しいジャンルの機種ですので、市場の温度感を細かく肌で感じることが重要です。

また、LT機設置場所についても再考が必要な店舗が散見されます。
設備の問題でLT機をまとめて設置している店舗が多いですが、遊技するお客さまが見ているのはスペックです。

今回のLT機、実質確率からお客さまは遊技されるので、ミドル・ライト・甘の同スペック機種からの回遊が主となります。
いつも甘デジしか打たないお客さまは、LT機の甘は挑戦してもアリアを打つことはほとんどありません。
適切な設置場所をスペックで判断しましょう。

スロットにも高射幸機が登場しています。
販売台数が少なく稼働も厳しいですが、現時点ではLチバリヨが最も射幸性の高い機種です。
純増は低いものの、設定不問で差枚数が出ており、勝ち金額を求めるお客さまに好まれます。
しかし、純増3枚の機種がコンプリートに至るまでの時間は8時間です。
8時間、純増3枚非液晶での遊技はストレスを感じる方も多いと思います。

パチンコの出玉速度は速いため、射幸性を上げた場合でもストレス無く出玉を獲得できますが、スロットの遅さは今後の課題となってきます。

①純増3枚未満 MY 3,000以下
②純増3~5枚未満 MY 3,500以下
③純増5枚以上 MY 3,500以上

現状は純増とMYが上記バランス以内に収まっていなければバランスが悪く、遊技ストレスが溜まります。
お客さま目線では「たくさん出るのに出方が遅くてイライラする!」という打感です。

メーカー開発者も、高純増であるほど良い、ということは認識しており、純増を高める場合はMYを調整しています。
高純増(5枚以上)高MY(3,500以上)を正とした場合、低純増(3枚以下)高MYはチグハグなスペックとなります。

今後、②のスペックボリュームが増加してきますが、③のスペック機種の保有台数が重要となります。
現在の20円スロットの設置台数は105万台、スマスロ設置台数は39万台です。
来年には50%を超え、スマスロ内での部門が分かれます。
その際、上記の①~③部門で需要が高まるのは③です。
今後の新台を以上のようなスペックに当て嵌めて選定していただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。