ファン感謝デーの目的を明確に!

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お世話になっております。

今週のメルマガは弊社勉強会講師、
FRCの平井さんからいただいた記事をお送りさせていただきます。

6月も中旬に入り、やっと年金支給日となりました。
週末にファン感謝デーも重なり、厳しい稼働も今日から多少上向きとなると思います。

先日、ファン感の使い方についてクライアントさまと打ち合わせをしました。
商品のセット数は店舗によって違いがありますが、ファン感の目的を明確にしました。

通常であれば

昼のピーク⇒お客さまに還元するため
夕方の引く時間⇒通常より30分長く滞在してもらう
夜の引く時間⇒通常より30分長く滞在してもらう

など、目的があると思いますが、
ここに競合の抽選時間も加味すると更に効果的だと思います。

セット数の少ない店舗であれば、抽選時間を少なくして常連さまへ還元し
セット数が多ければ、競合店を加味して時間帯を決める必要があると思います。

これは、朝の抽選時間に共通する事があり、時間によってお客さまの行動を把握⇒活用して行く事が重要です。

年に数回の大切な業界のイベントです。
より店舗のファンになってもらうために考えて企画を立てられたらと思います。

以下、平井さんのコラムとなります。

ぜひご一読下さい。

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こんにちは

ユニークワークス勉強会で講師を務める、株式会社FRC 組織開発コンサルタント平井です。

梅雨入りしジメジメした日が続きますね。業界も、ジメジメした雰囲気が蔓延していますが、業界関係者が知恵を絞って、気持ちのいい梅雨明けを迎えましょう!

今回はいつもと趣向を変えて、人と組織にスポットあててお届けします。

最近、どの企業に訪問しても「人がいない」という言葉を耳にします(パチンコ業界に限らずです)。

先日15店舗経営している企業の人事責任者Tさんは、こんな愚痴をこぼしていました。

T「人が辞めていくのは止まらないし、採用でお金をかけても人が集まりません。採用単価も年々上がって…現場からも会社からも追い立てられて大変ですよ」

実際に、今年度入社の新卒採用では単価200万。中途採用も人材紹介で単価150万。
人が辞める中でアルバイトから正社員になる人も激減、上司からは採用単価が高いと文句を言われ、現場からは人を補充してくれと、板挟みになっていました。

Tさんは困り果てた口調で「平井さん、いい人がいたら紹介してくださいよ」

私「もちろん。けどTさん、他企業でも採用が課題、人が採れないって嘆いているんですけど、人が辞めていくことの根本課題に目を向ける企業が少ないんですよ。採用する為にお金をたくさん使っているみたいですけど、辞めないために、お金使ってます?」

T「え、辞めないためのお金ですか…確かにあまり意識したことないですね。具体的には、どんなことですか?」

私「例えば、給与を上げる、福利厚生の充実、表彰制度で報奨金、教育強化で従業員ケア充実とか色々とありますよ」

T「なるほど。私も自分なりに考えてみます。」

私「自分なりですか…考えることは、とってもいいことなんですけどね。具体的に何をします?」

Tさん「手始めに他社の取り組みなどをネットで調べてみようと思います」

私「ネットですか。Tさん、それ大間違いです。何かとネットで調べて、成果が出ているものを真似する。でも、それで成功するなら苦労はないですよ。当たり前のことなんですけどね組織って一つひとつ違うんです。自分の組織に適したものを見つけないと、お金と時間の無駄ですよ」

私「まず『働く人の声』に耳を傾けてください。働く人が、何に期待し、何に不満をもっているかを知らないと、無駄なお金と時間を使うことになるんです。ネットはたくさんの情報も得られるし便利だけど、そこに答えはないですよ」

よくあることですが、Tさんのように責任感から、自分で何とかしようと思い、自分なりに考えることが当たり前になってしまうのです。責任感を持つことは非常に大切なことですが、それが障害になることもあるのです。

人が辞めない為に何をすべきか考えるには、自分視点でなく働く人の【期待値と満足度のギャップ】を知ること。そのためには、働く人の声に耳を傾けることが基本です。

そんなのは当たり前だろう!という声が聞こえてきそうですが、その当たり前が出来ていない企業が実に多い。

皆さんの組織、店舗でも独りよがりの取り組みにならないよう、働く人の声に耳を傾けてみましょう。

働く人の【期待値と満足度のギャップ】を定量的に示す「組織診断アンケート」について下記をご覧ください。

【組織診断アンケ―ト】

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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