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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
令和7年7月7日、いかがでしたでしょうか?
三重県のオールナイト営業と似た熱気に包まれ、恩恵を受けた店舗も多かったようです。
毎年12/31開店~1/1閉店までのオールナイト営業は多くのお客さまで賑わいます。
お客さまの熱は凄まじく、高射幸の機種も開店時間から稼働します。
38時間営業の売上は通常営業時5日分に相当するため、景品額が極めて高く、利益率を上げてもお客さまと店舗のWin-Winの関係が構築できる営業となっています。
相応の販促活動は必要ですが、7/7に選ばれると8/8、9/9、10/10…令和8年8月8日等
ゾロ目の日に選ばれる店舗へ、ブランド力が向上します。
今回、熱が高まったのはプレミアムな⑦が揃う日付ということもありましたが、本質は中小規模店の閉店と大手のM&Aが大きく関係していると感じます。
中小規模店で販促費をかけられず利益率も高くせざるを得ない悪循環に陥っている店舗が大手に吸収され、一定以上の販促クオリティ、一定以上の価格設定(利益率)で営業できたことが大きく影響していると感じます。
老舗がなくなってしまうのは非常に悲しいことでありますが、ユーザーに取ってはプラスです。
適正な価格で良い商品を遊技できる、業界にとってはユーザーが減らない営業を行える店舗が増えることは良いことです。
しかし、大手に店舗数が偏り過ぎると、競争がなくなり商圏内の価格設定を大手法人がコントロールできる状態になるため、本当の意味での業界底上げには成り得なくなってしまう不安も抱えています。
大手はレスポンスの遅さや、コンプライアンスの関係で攻めた販促活動も難しいです。
接客に関しても狭く深くは推奨されにくいため、店舗づくりは『みんなの75点』がセオリーとなります。
中小で同様の店舗づくりをした場合、大手の圧倒的な資金力に飲み込まれることとなり、結果、時間の経過とともに淘汰されてしまいます。
そうなると商圏の価格設定は大手に握られることとなり、その商圏に中小が入ることはできなくなるでしょう。
中小は『誰かの120点』を目指し、商圏のお客さまに寄り添った最も良い向き合い方で営業すべきです。
小売店の大手、ドン・キホーテはコロナ禍においてPB(ピープルブランド)に力を入れました。
コンセプトは『みんなの75点より、誰かの120点』です。
https://www.donki.com/j-kakaku/manifest/
ドン・キホーテでは様々なPB商品が並び、今やPB商品の売上は全体の20%にも上ります。
どのような営業をすれば『誰かの120点』になれるのでしょうか?
非常に泥臭く、汗を流さなければ達成できない仕事です。
弊社では微力ながら『誰かの120点』になるための店舗サポートを行っております。
道は険しいですが、達成できたときは本当の意味でどこにも負けない店舗が完成すると思います。
よろしくお願いいたします。