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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
気が付けば12月 師走に入り、皆さまお忙しくされていることと思います。
乾燥する日々が続いていますので、喉からくる風邪にも十分注意してください。
今年も終わるので、2020年からの店舗数、設置台数を集計してみました。
■店舗数
2020年:8,321
2024年:6,274
-2,047店舗(75.4%)
■設置台数
2020年:354
2024年:318
-36万台(89.8%)
店舗数は25%減少しましたが、台数は10%減で留まっています。
これは街の商店街が閉店し、大型商業施設へ統合される事例に似ています。
ある意味、お客さまを減らす営業しかできない店舗が撤退し、お客さまを増やす営業を行える法人が拡大した結果とも言えるかもしれません。
上記は全国平均でしたが、最も店舗数が減らなかった県は
①沖縄県:94.4%
②高知県:90.6%
③富山県:88.1%
台数が減らなかった県は
①宮崎県:110.7%
②高知県:99.9%
③島根県:99.0%
となっていました。
特に九州は全国と比較して店舗数、台数ともに縮小幅が小さいです。
次いで東北地方、中国地方となっています。
宮崎県の台数は2020年より5,000台増加していました。
近年、激戦区と取り上げられていましたが、宮崎県はグランドオープンや店舗大型化が進んでいます。
さらにもともとのパチンコ参加人口比率が高いこともあり、台数増加という結果になりました。
しかし、台数が増えた分競争は激化し、高い利益率で営業できていた状態から脱却しなければ生き残れなくなりました。
業界にとっては参加人口が増えるに越したことはありませんが、高利益率で稼働を保てた状態を当たり前とした法人は撤退することになりました。
逆に店舗数が減少した県は
①山形県:69.0%
②群馬県:69.4%
③岐阜県:70.4%
台数が減少した県は
①新潟県:80.5%
②石川県:82.1%
③群馬県:82.9%
となりました。
山形県で閉店した店舗の多くは小規模店でした。
69%の結果ですが、台数は88%となっており、店舗保有台数の大型化が顕著に表れる結果となりました。
こちらは都道府県別人口推移です。
https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2024/T12-06.htm
東京はいつも通りですが、地方での都市一極化が顕著です。
この動きからそれぞれの地方で人口が集中する都市は限られ、未来を見据えた時にどこまで成り立つのかを正確に予測する重要性が高まっています。
2025年、機械だけでは差を付けられなくなる1年となります。
自店増台、撤退、M&A、会社の維持、業績を伸ばすためのご相談なども承っております。
ぜひ弊社にお手伝いをさせていただければと思います。
よろしくお願いいたします。