【ハイAT機種】支持率低下の要因

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

すでに1月の新台選定が終了し、2月分の選定に入っています。
年末年始の最終確認を行っている段階で、さらに先のことを考えなくてはなりません。
新台に加えて「Lモンスターハンターライズ(Lモンハンライズ)」の増産分も入ってきたため、さらに悩みどころです。

Lモンハンライズの販売台数は18,000台、稼働は好調です。
現在のスペックトレンドはかなり固定されてきており、東京主要エリアのスペック別状況は以下のとおりです。

スマスロAT機のアウトシェアは55%近くなっています。
スマスロ導入以来、店舗の売上&粗利貢献が大きいハイAT機種の販売が進み、店舗側の購入台数も増加しました。
その途中でタイミング良く登場した北斗やモンキーターンがミドルジャンルとして確立され、アウトシェアを保っています。

ユーザーやホールのトレンドだったハイAT機種ですが、Lモンハンライズから潮目が変わりました。
ハイAT機種は2024年10月で支持率が100%を切っています。
要因となったのはリゼロの導入です。
ユーザーの評価に比べて販売台数が多かったため、結果的にハイAT機の支持率が100%を切ってしまい、リゼロだけではなく他のハイAT機も稼働を落とす結果となりました。

現在では射幸性が高いだけで市場評価が下がる状況です。
より高い射幸性、コンプリート率、2,000枚オーバー率で、かつC単価が低い機種でなければ高稼働しないレッドオーシャンになっています。
そのため、Lモンハンライズ等の射幸性が1段階落ちているスペックに優位性があります。
ただし、同じハイミドルAT機(約MY3,200枚)でも、T1Yの分布が異なり、コンテンツとゲーム性でユーザーのリピートが決まります。

Lモンハンライズは単発と1,000枚をはっきり分けたT1Yとなっています。
この出玉分布は「モンスターハンター月下雷鳴」と似ているため、月下雷鳴を好むユーザーがスムーズにLモンハンライズへ移行することができました。
加えて支持率も124%あり、稼働の後押しとなりました。

ただ、年末~年明けにハイミドルAT機が多く販売されるので、この部門の支持率も下降すると考えられます。
1月にLモンハンライズの増台もありますが、付き合いを匂わされるようであれば、現在設置されているモンスターハンターを売却して導入する程度で十分だと思います。

この先、特に3か月~半年後のアウトシェアと台数シェアのバランスはどうなっているのか?
また、ユーザーが求めるものはなにか?
より遠くの未来を予測し、大まかな動きを決めつつ、慎重に新台購入を進めていけたらと思います。

よろしくお願いいたします。