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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
年内の新台ラインナップが出揃いました。
スロットは増産分を抜いても7機種90,000台近い販売台数となっております。
新台選定はお済みでしょうか?
12月は新台が多く、通常月よりも機械費を増やして計画を組んだ店舗も多いと思います。
予算を振り分けたことをメーカーも認識しており、購入台数を増やしてもらうために営業が激化しています。
こちら側も予算枠いっぱいまで買いたくなりますが、商圏や自店目線で冷静に見極めましょう。
特に「沖ドキ!ゴージャス」に関する相談が増えています。
「沖ドキ!GOLD(以下ゴールド)」と「沖ドキ!BLACK(以下ブラック)」の実績値を比較し選定に活かしていただけたらと思います。
【純増枚数】
ゴールド:3.0
ブラック:3.5
【C単価】
ゴールド:3.89
ブラック:3.91
【2,000枚オーバー率】
ゴールド:69.7
ブラック:67.3
【MY】
ゴールド:2,962
ブラック:2,915
【販売台数】
ゴールド:47,000
ブラック:16,000
上記データから何が見えるでしょうか?
純増を3.0枚から3.5枚にしたため、保通短期試験が通らず結果的に出玉性能が低下しています。
結果、お客さまの投資(単価)が微増、2,000枚オーバー率とMYが低下、純増は微増となりました。
ユーザー目線では
『リスクが上昇し、リターンが小さくなった』
ように見え、ゴールドからブラックへお客さまが移行しない最大の要因はこちらになります。
また、ゴージャスが両機種よりも革新的なスペックであればいいのですが、スマスロでない以上、作り方に大きな違いは出しにくい状況です。
ゴールド、ブラック合わせて60,000台以上となり、沖ドキを沖ドキで入れ替えることになります。
6.6号機、沖ドキゴージャス!と謳っていますが、冷静に判断していただけたらと思います。
今後のスマスロはタイプ別2,000枚オーバー率が重要な指標になってきます。
現在の2,000枚オーバー率で
ハイ⇒70%以上
ハイミドル⇒65%以上
ミドル⇒60%以上
まずはここが合格点となります。
この数値を下回ると『貫きメインのスペック』となり、お客さまに受け入れられるのは難しくなるでしょう。
各機種のMY、2,000枚オーバー率、C単価、純増枚数を見ることで、現在受け入れられているスペックとそうでないものが見えてきます。
例えば、C単価が高いが、MYが低く、2,000枚オーバー率が低い
このようなスペックはコンテンツ強弱の前に脱落となってしまいます。
メーカーは変わり続ける保通協の試験に対応しつつ、良い機種を作ろうと努力しています。
しかし、タイムラグによって制作時はベストでも販売時にはそうでないことも多々あります。
常に1年後を予測しながら試験を通すのは非常に難易度が高いです。
買う側もこちらを理解し、ロスの無い買い方をしていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。