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お世話になっております。
今週からモンキーターン2が導入されました。
稼動は良好ですがC単価が安い割には客滞率が低い状況です。
MYも高めで推移しているということは、お客様がヤメ時もきっちり解かっている状況です。
設定変更をすると初当たりが128で37.5%あり、最初の天井が512Gになります。
以前から機種の情報がきっちり出ており、アプリも出てしまっているのでヤメ時は完全に把握されています。
打ち変えると最初の当たりは軽くなりますが、新台ですのでその後の稼動も見込めます。
最初の内はこの動きを利用して稼動に繋げて行く調整が効果があります。
今回モンキーターン2の導入により、機種の稼動状況に多少変化が出てきました。
【稼動減少が 5%以内機種】
・モンスターハンター2
【稼動減少が10%以上機種】
・ハーデス
・化物語
【稼動減少が15%以上機種】
・星矢2
・銭形2
となっております。
モンハン2は導入初期の週こそMAX稼動は入らなかったものの、前週からの落ち幅が少ない優秀な機種となっています。
ただ、利益は取り辛くなっており、設定①で出率は98%、等価交換で20,000稼動しても4,000円しか台粗利が残りません。
ハーデスも同じで出率は98%、20,000稼動で4,000円です。
大きく懸念されていることはバジリスク絆以降の新台の設定①の出率がほぼ97%を超えており、稼動が厳しい等価の店舗は粗利のコントロールに喘いでいます。
5.5枚以上の交換率であれば出率が100%を超えても利益は確保出来るのですが、ここまで設定①で出率の甘い機種が出続けると店舗は利益を確保できなくなってしまいます。
店舗の翌月の粗利目標設定は前年対比で決められることが多く、まだ集計はしていませんが前年の同じ時期に発売されたAT機の出率とバジ絆以降の機種の出率を比較すると、恐らくですが1%以上の差が出てきていると思います。
等価交換で稼動が20,000と仮定し、出率が1%違うと台粗利が2,000円違います。
1ヶ月間で新台が40台x2,000円x30日=2,400,000の差が出て来てしまいます。
新台導入が半分の20台でも1,200,000です。
5.5枚以上の交換率だと直ぐに補填できますが、等価交換の場合粗利確保ができなくなってしまいます。
そうなるとAタイプの出率を落とさなければならず、厳しい店舗は負のスパイラルに陥り始めています。
ハーデス、モンハン2も良い機種です。
ゲーム性も良くできていて、射幸性もありギャンブルをしながら高揚感を高め、負けても打ちたくなる機種です。
ただ、利益が取り辛く本来還元すべき機種に還元できなくなってしまっている状況です。
この打開策として同一設定の打ち直しで以前の機種はそれなりに効果がありましたが、バジ絆以降の機種に関しては据え置きでもRでもほぼ同じ出率の着地となってしまっています。
まだ稼動帯域別に集計は細かく行っていませんが、基本的には出率は同じ状況で推移しています。
来週は稼動帯域を細かく集計し、お伝えできればと思っております。
また、等価から5.5枚以上の交換率に足並みを揃えて変更した地域に関しましては、商圏の客数は5%~8%減少していました。
そのタイミングでしっかり交換率の勉強をし、予算を組み、シミュレーションを繰り返していた店舗は稼動の上昇に成功しています。
厳しくなってしまった店舗もありますが、商圏の客数に危機感を感じ、予算を見直した店舗は稼動を戻すことに成功しています。
商圏の稼動が厳しくなっても、自店はどう集客し、商圏のシェアを上げて同じ営業利益を確保できるのか?
日々データをチェックし、競合店と差を付けられる調整で戦うしかありません。
その為のデータ集計でお役に立てることがありましたら、お気軽にご連絡下さい。
宜しくお願い致します。