バランスの取れた「面白い」機種は?

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

2022年、閉店したパチンコ店は800軒でした。
2023年6月現在ではすでに300軒を超えています。
M&Aを経て再度営業する場合もありますが、店舗数減少に歯止めがかかりません。

閉店の理由は様々ですが、市場に合わせることができなかった店舗から撤退していると感じます。
正確な未来を見通してマーケットに合わせた営業を行い、お客さまに支持される店舗はさらに強くなります。

4円パチンコの客数が減少している中、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」のアウトシェアは上昇し続けています。

多くの有識者が
・回せないパチンコのスペック
・キツ過ぎる投資金額
など、射幸性の高さが問題でお客さまが離れていると発信しています。

エヴァは射幸性が高めではあるものの、一撃性はそこまで高くありません。
海物語をベースに作られており、勘の良いお客さまは「海を感じる機種」と体感していると思います。
販売台数も少台ずつ増やしているため、急激な増台で稼働が激減する、といった問題も起きていません。
このようなことから、バランスの取れたスペックで「面白い」機種は今のところエヴァのみ、と判断されている状況です。

一方で、スマスロ北斗の拳の射幸性は低めで、バトルボーナスの昇天達成感はあるものの、一撃性の高い機種は他にも存在します。
スペックはバランスが良く「面白い」機種なのでしょう。
ただ、エヴァほど長期稼働する動きは見られないため、中心機種であることに変わりはありませんが、台数を持っていれば何とかなるといった機種ではなくなってきています。

すでに大量に導入されている商圏は、今後の競合店増台分を加算すると商圏の北斗稼働が大きく落ち込むことが予想されます。
需要と供給のバランスが崩れ、「粗利が取れる北斗」から「粗利を取ったら店舗の信用が傷付く北斗」になってしまいます。
その場合、台数で勝負することができなくなるため、お客さまに支持されるには北斗を起点に異なる手段をとる必要があります。

すでにお盆明けまでの戦略は決定していると思いますが、1年で最も厳しくなる10月、11月がすぐそこまで来ています。
秋までの主力機種展望は絶望的で、新台はPSとも多機種少台数での導入しかできません。
そこを中古機で補い、販促と出玉でお客さまに支持される店舗のみが成長できる厳しい閑散期が訪れます。

2023年秋は非常に厳しくなります。
機械が出てこない時期をどのような戦略で乗り越えるのか?
今から未来を予測し、マーケットに合った営業のお手伝いをさせていただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。