スマスロ導入後の他機種の動き

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

スマスロが導入されてから2週間が経過しようとしています。
全国市場の流れはこのようになっています。
P⇒3%減少
S⇒3%上昇

スロットの部門別アウトシェア差異は

・ジャグラー⇒▲2.2%
・30Φ⇒▲0.5%
・ノーマル⇒▲0.3%
・RT⇒▲0.1%
・6号機⇒▲5.8%
・スマスロ⇒+9.0%

上記の結果となりました。

スマスロの台数シェアは4%、相対的に減少した部門は6号機とノーマル機でした。
レート別では5円台数が圧縮され、店舗全体がスロットへ寄っており、単価・粗利性能も大幅に上昇しているため、台数シェアに対して2倍の貢献をスマスロが担っています。

現在3機種のスマスロ稼働状況ですが、ヴァルヴレイヴは次の主力機種導入まで貢献します。
リノに関してはすでに積極的に売却が行われており、バキも必要ではあるものの来年の増産分を付き合ってまで導入する必要はなさそうです。

スマスロ3機種、6.5号機とは一線を画すスペックで登場しましたが、ユーザーの捉え方は結果数値として出てきます。

■MY値 設定①実績
ヴァルヴレイヴ:3,300
バキ:2,700
リノ:2,300

ヴァルヴレイヴのMY値は北斗転生程度、ベースもC単価も似ています。
純増枚数が7枚となっており現行機種と比べると2倍近く早くメダル表示数値が上昇します。

加えて、スマスロのため、お金を使っている感覚もメダル機とは違い、電子決済のようなイメージです。
また、メダルを入れる動作、箱にメダルを移す動作もカットされるため、稼働効率は1時間あたり50G伸びています。
メダルレスのため店舗側の管理は台清掃程度となり負担も軽減されています。
スマスロの店舗メリットは人員削減、お客さまのメリットもありますが、出玉感に関して課題が残ります。
コンプリートすれば訴求できるのですが、19,000枚確率は設定①で0.1%、設定⑥で1.1%です。
導入台数が小さければコンプリートは出現しにくいため、来年以降のスマスロ台数シェアが大きくなってくることに対して準備が必要です。

来年のスマスロスケジュールについての情報は確保していますでしょうか?
主要メーカー、主要機種、事前機種をどう付き合うと主力機種をどのくらい確保できるのか?
そのための年間予算を組むべき時期に入りました。

そこには各メーカーの決算状況から焦りや余裕が見えて来るはずです。
様々な観点から未来の遊技販売状況を見通し、精度の高い年間予算を作っていけたらと思います。

よろしくお願いいたします。