キャッシュレス化への設備投資

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お世話になります。
ユニークワークス 大沼です。

今日で5月の営業も終了となりますが、いかがでしたでしょうか?
GW期間中に様々な店舗を視察させていただきました。
様々な要因がありますが、想定通りの稼働にはならなかった店舗も多かったのではないかと思います。
明日から6月の営業となり、梅雨入りなどで客足が遠のく要因となりかねないため、無理のない営業計画を立てていただければと思います。

先日、とある記事を読みました。
ゲームセンターで行われたキャッシュレスのテスト店舗の実績について、結果だけ言えば対象店舗の売上は1~2割ほど落ち込んでいるようです。

今回のゲームセンターの事例では、販売しているプリペイドカードにチャージして遊ぶ方式となっていました。
現在はワンコインの価格設定が多いですが、プリペイドカード式に変更することで120円や150円などの細かい価格設定が実現できます。

しかし、チャージする手間や、顧客は低予算で景品などを獲得するつもりで遊ぶため、失敗はなかなか織り込まれず、そこが敬遠される要因となっているとのことです。

ゲームセンターの事情としても、物価高による運営コストの上昇や、成長のためには値上げは不可欠になると思いますし、業務の効率化などで回収できるとしても時間はかかりそうです。

パチンコ業界でもキャッシュレス化の議論がなされる中、先行している業界の事例を学び、将来的に運営コストが逓減できるような設備投資となれば、業界の成長を後押しすることにもなると思います。

また少し話が変わりますが、キャッシュレスの問題点として、現金が減っていく実感が乏しく使い過ぎてしまう恐れもあるようです。
パチンコ業界でも、会員カードやビジターカードでの再プレイが似たような事例でしょうか。
現金遊技よりもハードルが低く、負けた時のダメージも少ないのであれば、玉単価・コイン単価の低下に繋がるものの、積極的に活用してもらう施策も必要なのではないでしょうか。

異業種から学ぶ事例も多く、今回のゲームセンター業界はコロナ禍からの人流回復に伴い業績は好調のようです。
好調な時ほど、将来に向けての投資や施策を積極的に行うことが成長に繋がると思います。

ユニークワークスとしても、店舗様の成長のためのお手伝いができるように精進していきます。