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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。
暑い日が続きます。
先日、帯広へ行きました。
帯広は北海道の東に位置し、内陸であるため、冬は非常に寒くなります。
道内のほかの地域と比較すると降雪量は少ないですが、-20℃まで下がることも珍しくありません。
これは『内陸+晴天が多い+放射冷却+寒気流入』の条件が重なることで気温が大きく低下します。
しかし、今年の夏は非常に暑いようで、昨日の予想最高気温は40℃、北海道とは思えない暑さです。
その厳しい地域にどのような産業があるか調査していたところ、面白い事業を発見しました。
北海道帯広市に本社を置く、株式会社トーシンさんです。
事業内容はカプセルトイやゲームビジネス、子供向けアミューズメント業です。
カプセルトイメーカーの法人数は2013年から2025年で6倍に増加しました。
駅や空港、ゲームセンターでもカプセルトイ専門のブースを目にすることが増えたのではないでしょうか?
カプセルトイ業界は長く『売れるキャラやブランドに頼った中身』で商売を行っていました。
さらに『価格競争』にて採算性を失い、レッドオーシャンへと突入しています。
トーシンさんの社長は現在2代目、先代との世代交代時の業績は厳しい状態でした。
社員からは「この会社で働いていると言いたくない」と言われてしまうくらい士気が低下していたそうです。
そこで、社員のモチベーション向上を掲げ、先代の反対を押し切り札幌にカプセルトイ専門店を出店しました。
出店当時は数千万円の工事費を巡り、先代から「失敗したら会社が傾く」と反対されたそうですが、結果、月に数百万円を売り上げる店舗になりました。
先々週メルマガで触れた『ドン・キホーテPB商品』同様、トーシンさんも試験的に商品の独自開発を行っています。
始まりはパート従業員のアイディアで、札幌市東区の玉ねぎをモチーフとした缶バッジを作成。
これが大手メーカーの人気キャラクター商品を凌ぐ売り上げとなった経験から「アイディア次第で勝負できる」と確信し、従業員が自由に発想できる環境を整備することにしたそうです。
過去には従業員の集団退職を経験し「うまくいかなかった原因は自分自身にある」と反省し、従業員を大事にするという意識に変えていきました。
今では渋谷のセンター街入り口から徒歩20秒という好立地にカプセルトイ専門店シープラを開き、3フロア約1,700台のマシンで月に約1億円の売上があります。
全国で225店舗を展開し、売上は210億円まで成長しています。
ドン・キホーテもトーシンも、商品を仕入れて売る⇒自社で開発、中間マージンを抑えて利益率改善という動きで会社を大きく成長させました。
パチンコ業界において、これらを実現するためにはどうすればいいのでしょうか?
機械:販促:出玉と、大きくは3つと過去から現在まで続いていますが、ブルーオーシャンを見付け、勝負できている店舗はあります。
私の部下である菅野も少しずつですが、クライアントさまのサポートができるようになってきました。
アイディアはありますが、実行するのは現場です。
全力でお手伝いさせていただきますのでお気軽にご連絡いただければと思います。
よろしくお願いいたします。