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お世話になっております。
3連休が過ぎ1月の厳しい時期に突入しました。
大きな新機種も無く、特にスロットで中古機種の開店が無い店舗は更に厳しい稼動状況です。
新機種が無いパチンコのみの開店でもスロットレイアウト変更や20円⇔5円の配置変更のアクセントがあれば
稼動の落ち具合を軽減できます。
特に例年店舗の20円機種稼動状況(C単価別推移)を見ると1月の中旬からは低単価AT機の需要が高まります。
年末年始で高単価機種の需要が高まった様に、月の中でも機種の推移を過去から確認する事によりお客様のニーズを予測し、動く事が出来ます。
同じくレート別でも需要の変化が見られ、20円⇔5円の台数変更を掛ける事も良い結果となっていました。
厳しい稼動の中で稼動の落ちを最小限に留められている店舗は出来る限りの事を実行しています。
過去のデータを洗い出し、新台を購入する、出玉を出す前に出来る事を実行してからお金を掛けて戦って行ければと思います。
弊社もクライアント様の等価、非等価の推移を集計してみました。
やはり等価の稼動落ち幅は緩やかで、非等価の落ち方は厳しい状況でした。
1年前と比べ、等価に比べて非等価の落ち幅は2倍以上となっており全国で非等価が進んでいますが
ユーザーを減らす事に拍車が掛かっている結果となっています。
しかし、非等価になりユーザーが減った中で突き抜けた稼動を取った店舗も存在します。
自店の過去データ、競合店の状況、商圏のお客様の動向を把握し何に特化するかを決めます。
12月末から成功した店舗ではジャグラー70台、稼動5,000枚⇒7,000枚へ、台粗利を変えずに上げられた店舗がありました。
利益率は全国平均以上に高く、ジャグラーだけ見ても0.50銭の営業です。
調整に携わっている方ならばお分かりですが、稼動5,000枚のジャグラーを上げることは容易ではありません。
設定を入れるだけでは出率が上昇した分の稼動しか上がらず、利益率を上げた際にお客様が離反してしまう厳しい稼動帯域です。
こちらの店舗では70台のジャグラーの内、10台のみ赤字営業に徹しました。
設定を入れるだけでなく、誰が、誰に、どう伝えて行けば良いのか?
店長、役職、社員、アルバイト全員で取り組み、10台のみ店舗に係わる全員が自信を持って案内できる機種としてスタートしました。
実行以前ではここまで効果的に稼動が上がることは想定していなかったため、新台購入を抑え予算に回しましたが
想定以上にその他のジャグラーが稼動し、利益をいつも通り確保する事が出来ました。
10台のジャグラーは平均稼動で13,000枚を超え、更に伸びる動きをしています。
ここまで稼動が上昇すると全社員のモチベーションも更に上昇し、もっと自信を持って店内を回る事が出来ます。
同じく自分の尊敬する調整者の店舗ではジャグラーの中でも最も稼動が悪いみんなのジャグラーを2ヶ月掛けて育て上げ
20台近くのみんなのジャグラーの稼動を4,000枚上げる事に成功しています。
競合店を見てもみんなのジャグラーが高稼動している店舗は非常に少なく、これから間違いなく店舗の武器として貢献してくれるまでになりました。
両店舗に共通する事は『成功するまでやり続ける事』だと思います。
設定を入れて利益率を下げても思った通りに稼動しないのは何故なのか?
ホールコンのデータは結果であり、過程の数値は確認する事は出来てもお客様の顔は見えません。
両店舗の調整者は多忙で常にお客様の顔を見ながら明日の設定を決める事は出来ません。
ただ、店舗にはカメラがあり、調整前に数値を把握した上でカメラでお客様の動きを確認する事が出来ます。
非常に泥臭く見えますが、泥臭い営業こそ稼動を上げるただ1つの方法です。
去年は閉店店舗だけで約600店舗ありました。
今年は約1,000店舗閉店すると予測されています。
業界全体が良くなる事が1番ですが、ユーザーが減り行く中で先ずは自店が勝ち残らなければなりません。
その為に出来る事はたくさんあります。
今回の前者の成功店舗では機種を買って稼動を上げる事が会社の定説となっていましたが
ご縁により機種予算計画にも関わらせていただき、様々な提案の中で提案させていただき良い結果となりました。
会社の中で、店長さま達と協力会社が挙げる内容が同じであった場合でも後者の意見が通る場合も多くあります。
その為、弊社を使っていただき、弊社から意見、提案を挙げる機会も増えてきました。
提案だけでなく、弊社を使って意見を挙げる場合でもお使いいただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。