【6.5号機→スマスロ】現在と年末の機種構成

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

8月に入りました。
相変わらず天気は不安定で、突然の天候の変化に困った方も多いのではないでしょうか?

2022年もあと4カ月です。
スマート機の展望も見えてきており、すでに設備やスマスロ機種の状況を予測し営業計画に組み込んでいる店舗も増えてきました。
あわせて、年末グランドオープンや大幅改装の話も決まり始め、昨年と比べて盛り上がりを見せそうな年末です。

年末、特にスロットは機種構成に悩むところです。
全国規模で、20円スロットは現在約100万台です。

・ジャグラー、ハナハナ⇒35%
・ノーマル機、RT機(パルサー、ハナビ等)⇒10%
・6.5号機⇒10%
・番長や絆、その他貢献している6号機⇒15%
・その他⇒30%

現在の構成はこういったところでしょうか?

ここから年末にスマスロが導入され、シェア比率が変化します。

6.5号機⇒10%から20%へ
スマスロ⇒10%
その他⇒30%から10%へ

設置シェアとアウトシェアはイコールではありませんので、構成は難しいですが、シンプルに貢献していない6号機が減り、6.5号機とスマスロが置き換わります。
置き換えたぶん集客力は強まり、売上・粗利は上昇し、商圏客数シェアも大きくなります。
しかし、設備と機械代が新たにかかることとなり、初期費用は店舗が負担するものの最終的にユーザーへと流れます。
そのため、業界的には縮小の方向へ進んでおり、スマスロ導入によりさらに淘汰が進むこととなります。
業界全体では縮小するものの、商圏では優位性が大きくなりスマスロの導入は積極的です。

気になるスマスロのスペックですが、6.5号機からスマスロになることが期待できるスペックです。
有利区間など具体的な要素もありますが、スペックが良くなる直接的な要因は『開発者』にあります。

適合率は各メーカーにより異なります。
以下は一例です。

Aメーカーが適合率30%を目標とし、20機種保通協へ持ち込みます。
Bメーカーも同じく30%を目指し、20機種保通協へ持ち込みました。
結果はAメーカーが6機種適合し、Bメーカーは3機種でした。
これを3年間繰り返すことで、AとBのメーカー適合率は倍の差が生まれました。

なにをお伝えしたいかと言うと、ルールではなく『開発力』の問題です。

やはり、大手メーカーの適合目標に対しての達成度は高く、中小メーカーは低くなります。
それは『スペック』を攻めているため適合率が変動するのではなく、『開発力』に対して適合率が変化します。
そもそもの開発力に差があるため、大手メーカーは圧倒的に有利となります。

各メーカーのスタンスも違います。
・年間2機種の『ヒット機種』を出すことを目標としている
・年間10機種の『販売』をする
・年間30,000『台』を販売する
などです。

上記のようなメーカーの『都合』を把握した上で新台スペックを数値で並べることにより『力の入れ具合』は見えてくると思います。
メーカースタンスとスペック数値を把握し、横軸で並べることで余計な買い物を防げます。

6.5号機、スマスロ、保通のルールは違えどメーカーの『攻め方』により、6.5号機の方が良いスペックの場合も出てきます。
しっかりとメーカーの都合とスペックを把握し、適正な買い物をしていけたらと思います。

よろしくお願いいたします。