「Lうしおととら 白面決戦」考察

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お世話になっております。
ユニークワークス上田です。

1月も後半に入り、前半の粗利をうまく分配できた店舗の集客は上々です。
給料日前ということもあり稼働は低単価中心ですが、この動きを掴んで機種計画を立てている店舗ではさらに好調な結果となっております。

先週のメルマガではLマギアレコードとL吉宗の機種評価をお送りいたしました。
4月の機種はすでにメーカーへの回答が始まっています。
9機種あるため、モチベーション高く選定を行わなければなりません。

今週はスペック詳細が発表された「Lうしおととら 白面決戦」について考察してみます。

C単価:3.3円
千円ST:33G
MY:3,600枚
純増:1.2枚&5.0枚
2,000枚オーバー率:69.2%

通常、MYが3,600枚あるとC単価は4円近くなりますが、3.3円に抑えられています。
おそらくMYを高めつつも中射幸機種のC単価帯域を狙ったスペックであり、出玉コンセプトがMY単価1,000枚という明確な作られ方はユーザーに意図が伝わるため、好感が持てます。
イメージ的には「射幸性を高めたL北斗の拳」のポジションを狙った構成です。
内規の問題でL吉宗のように700枚をループさせることは現実的に不可能です。
そうなると、Lうしおととらは400枚×81%、Lかぐや様は300枚のループですが、小TYをループさせる出玉の作られ方との相性は非常に良いです。
そのため、2,000枚~5,000枚を中心としたMY分布になると思われます。

ATへの突入は突破型(突破することでようやくスタートライン)ではなく、単純にAT3連荘から上位ATへのチャンスを感じられ、ユーザーのストレスを軽減できるゲーム性に仕上がっています。

前作のうしおととらも一定以上の貢献があり、コンテンツの印象としては良いです。
これまでの傾向から見ても、コンテンツにファンがついている機種は、一定以上の初期稼働が見込めます。

直近のMY3,500前後の機種のC単価は4円前後で、Lうしおととらは3.3円です。
MYと単価で比較すると安く高射幸にチャレンジできるスペックとなっています。
今までに販売されたMYの高い機種は、一撃性を高めてC単価も高い尖ったスペックが大半でした。
LうしおととらのようにMYを高めつつC単価を抑え、万枚以上の偏りを抑えたスペックはユーザーにどう評価されるでしょうか?

今までのスマスロは、コンテンツの種類はあるもののほぼ同じスペックばかりでしたが、これからはより複雑化していきます。
Lうしおととらのように、模倣したスペックではなく出玉コンセプトが明確な機種が市場に受け入れられることは業界にとってもプラスとなります。
設置シェア2%を上限に導入しても問題なく貢献すると思います。

4月は9機種の選定、予算内での導入が求められます。
他機種も含めてしっかり選定し、GWへ向けた準備のお手伝いをさせていただければと思います。

よろしくお願いいたします。